彼と私の言えない秘密
いつもの背中


最近、義務的に乗ってたような気がする和真の後ろ


今はそれが凄く嬉しく感じる


ココ、私の指定席だったんだ…


お腹に回した手にキュッと力を入れる


和真の手が私の手を握ってきた


和真のこういう仕草も、今、考えれば久しぶりのような気がする


お互いに、秘密には触れず、気持ちも伝えず過ぎていた日々だったけど…


これが本当の私達だよね?


私達の限界の先にあるのは…


きっと素敵な未来だよね?


ね…和真…





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