彼と私の言えない秘密
二人共、やっと想いが通じて幸せそう


でも…私達だって幸せなんだ


ねっ…和真!


私は和真を見た


「ん?」


チビの私に少しでも近付こうと覗き込む体勢


こうやって顔が近付く度に、ドキドキする


「ん?何でもない…」


「ふ〜ん…どうせ見とれてたんだろ?(笑)」


和真の笑顔も話し方も、昔に戻っている気がする


「見とれてなんかないよ?見てただけ(笑)」


「バ〜カ」


和真が昔みたいに私の頭をクシャクシャした


「朝っぱらからサイアク〜!せっかくセットしたのにぃ〜」


そう言いながら、手ぐしで軽く整える


本当はスッゴク嬉しいんだぁ





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