彼と私の言えない秘密
「昔はよくこうしてたよな」


「ん?そうだっけ?」


和真って記憶力良いからとぼけてもムダだけど、何となく恥ずかしくて、わざととぼけてみた私


「お前なぁ…俺、毎日愛羅の頭や髪触ってただろ?」


「ちょっ!和真、セクハラ〜(笑)」


毎日、何かある度に頭を撫でたりポンポンしたりしてたの、覚えてたんだね


「バッ…セクハラとか言うなよ!どっかのオッサンじゃねぇんだからな!(笑)」


「ハイハイ(笑)」


こんなに仲良く笑いながら通学するなんて、昨日までの私には考えられなかった





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