彼と私の言えない秘密
「愛羅…大丈夫だからね」


春奈の優しい声がしたかと思ったら、同時に頭の上に暖かい春奈の手が乗った


「うん…」


そう言って頷くのが精一杯の私


あの紙にはこう書かれていた


【坂本愛羅さま
下駄箱に入れておいたエロ本や小説みたいに、和真お兄様とエッチなこと、してんでしょう?

兄と妹があんなに仲良くしてるなんて、普通アリエナイから!

キモイキモイ!学校来るな!】


そしてHRが始まるチャイムと共に、先生が教室に入って来た





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