彼と私の言えない秘密

大好き

───────……

ほのかに赤い綺麗な夕焼けが少しずつ変わっていく


「日が落ちると寒いから、そろそろ帰らなきゃね」


「そうだな…でもその前に…」


和真は私の手を引き寄せた


「キャッ…」


寝転んだ和真は急に私の手を引いた


和真の上に引き寄せられた私は、そのまま和真の上に倒れ込む姿勢


ギュウッ…


「愛羅…」


いつもよりキツく抱き締める和真


「ち、ちょっと…和真…」


私は手を草むらについた状態で自分の体重を支えている


「もう…いいだろ?」


和真は私を抱いたままクルリと転がり、私を下にした





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