彼と私の言えない秘密
私からいいよって言うワケないじゃん!


そういうことって…普通、男からいいかって言うんじゃないの?


「それとも…愛羅の方が待てなかったりする?(笑)」


意地悪な笑いをしながら私の耳元でそう言う和真


「バカ!知らない!」


私はスックと立ち上がり、土手を上がった


「待てよ、愛羅〜」


「待ってるよ!送ってくれるんでしょ?」


私はチャリの隣で和真が来るのを待っていた


「ったく…せっかく兄妹の関係が恋人同士に戻ったのに〜もう少しイチャイチャしようぜ!」





< 529 / 536 >

この作品をシェア

pagetop