彼と私の言えない秘密
いつ帰ったんだよ…


すると後ろから俺を呼ぶ声がした


「東條くん」


俺はチャリを止めて左足で支えながら、声がした後ろを振り向いた


あの子は…確か…


女子は小走りで俺に駆け寄って来た


「ハァ…ハァ…」


軽く息を切らしている


普段の俺なら呼び止められても、手を挙げるくらいしかしない


でも…


この子が今朝、愛羅と一緒にいた友達だと一瞬にして気付いた俺は天才!?


でも、その友達は意味がわからないことを言い出した


「あの…愛羅は?」


そう言いながらキョロキョロする





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