彼と私の言えない秘密
俺はどうしても気になり、チャリを猛スピードで漕いだ


携帯は繋がらないし、ドコにもいない


俺の前から忽然(こつぜん)といなくなってしまった


「愛羅…」


通学路を通る人をスイスイと抜かして愛羅の家に到着


チャリを止めて玄関に立つ


俺はドキドキしながらインターホンを押した


もう…帰ってるよな?


ピンポ〜ン…




中で玄関に近付く音がする


カチャ


「はい」


ドアを開けたのは愛羅の母親


「あ、こんにちは…愛羅さんはお帰りでしょうか」





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