彼と私の言えない秘密
こんなこと、誰にも言えない


風に乗って動く雲を見ていて涙が流れる


私がしっかりしていないから…


私の一番の長所は笑顔!


いつもの愛羅スマイルで、こんなイヤな気持ちは吹き飛ばしてみせる!


私は起き上がって涙を拭いた


今頃、和真…カンカンだろうな


私は携帯の電源を入れた


センターに問い合わせてみると、留守番電話の他にいくつものメールを受信した


「え…?」


それら全部、和真からのモノで、私を心配しているのが一目瞭然


中には心配し過ぎて、怒っているモノもあった


こんなに心配させちゃって…


でも、どうしてこんなに必死に探してるの?


私に何が起こっていたかなんて知らないハズなのに


「愛羅!」





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