アライブ


そこは何もない真っ白な四角い部屋だった。


『ここって確か…』


亮は思い出した。


『うん…ここは俺たちが1番最初に集められた“白い部屋”に間違いないよ。この“白い部屋”から目隠しされて船に乗せられ死滅島に来たんだと思ってたけど、実際は“白い部屋”はこの死滅島内にあったんだ』


修二はそう言って、深く頷いた。


『この建物はじゃあ…』


亮がそう言いかけると、数人の警察官が扉を開け中に入ってきた。


『よくここを見つけたな』


警察官の一人が3人に声をかけた。


『お前ら…』


亮は警察官たちを睨みつけた。



< 100 / 470 >

この作品をシェア

pagetop