アライブ
そこは何もない真っ白な四角い部屋だった。
『ここって確か…』
亮は思い出した。
『うん…ここは俺たちが1番最初に集められた“白い部屋”に間違いないよ。この“白い部屋”から目隠しされて船に乗せられ死滅島に来たんだと思ってたけど、実際は“白い部屋”はこの死滅島内にあったんだ』
修二はそう言って、深く頷いた。
『この建物はじゃあ…』
亮がそう言いかけると、数人の警察官が扉を開け中に入ってきた。
『よくここを見つけたな』
警察官の一人が3人に声をかけた。
『お前ら…』
亮は警察官たちを睨みつけた。