アライブ
『それが何か?』
亮は疑問を浮かべながら尋ねた。
『何故、奴らがこの島に俺たちを集めたのか…この島でなければならなかったのか…そのポイントとして星徒・希来夢が関係しているのかも知れないかなって…俺のなんとなくの直感だけどさ…』
公太は考え込みながら静かに告げた。
『どうしてその事を俺たちに?』
修二は星徒・希来夢の事を教えてくれた公太に疑問を抱いた。
『別に深い意味はないよ。お前たちは管理施設の情報を教えてくれたからさ。情報をもらうだけじゃ釣り合わないから。それに怜子の知り合いなら、悪いヤツじゃなさそうだしな』
公太はそう言って笑顔を見せた。