アライブ
『星徒・希来夢か…確かに何かしらの意味を持つかも知れないな。ありがとう公太』
亮はそう言って、公太の頭を撫でた。
『触るな!!』
公太は頭を撫でる亮の手を払った。
『うふふ…』
それを見ていた橘怜子は笑った。
『ねぇ、あの先に見える銀色の建物が管理施設なの?』
橘怜子は管理施設を指差して尋ねた。
『そうだ。あれが管理施設だ。きっと奴らは俺たちが裏切って、侵入しようとしていた玲子たちを殺さなかったことにお冠だと思う。とりあえず、今はここから逃げよう』
修二は冷静な判断を下した。
『逃げてその後は?』
橘怜子が尋ねると、亮が頷きを見せた。