アライブ
〆“何か”を求めて
『ハア、ハァ…』
息を切らしながら草木を掻き分け、ひたすら走る相沢誠也。
『待て!!』
そんな相沢誠也を拳銃を片手に追いかける黒ずくめたち。
ズキューン!!
ズキュズキューン!!
発砲音が鳴りまくった。
『くそっ…』
相沢誠也は振り返り、拳銃を追って来る黒ずくめたちに発砲した。
相沢誠也と黒ずくめの銃弾が辺りを行き交った。
『ハァ…ハァ…』
相沢誠也はまた走り出し、木の陰に身を潜めた。
『どういうことだ…この近辺にはあんな黒ずくめの変な奴らがうじゃうじゃいやがる…』
相沢誠也はそう言いながら、拳銃に弾をつめた。