アライブ


すると、洞穴を飛び出した亮の目線の先には、黒ずくめの男たちが少し離れた場所からライフルを構えていた。


『な、なんだアイツらは…』


亮の額から汗が滴り落ちた。


『どうしたんですか、亮さん?』


そんな亮に修二が歩み寄った。


『アレ…』


亮はライフルを構える黒ずくめの男たちを指差した。


『ラ、ライフル!!』


修二は黒ずくめたちの男たちを見て目を丸くした。


その瞬間、黒ずくめの男たちはライフルの引き金を一斉に引いた。


ライフルの銃弾は洞穴の周りに突き刺さった。


『撃って来やがった!!』


亮は拳銃に手をやり構えた。


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