アライブ
『この先…この洞穴の先がどこに続いているのか…もしかしたら行き止まりかも知れない…けど、行けるところまで行く』
修二は背負いこんだ公太の顔を一度見たあと、洞穴の真っ暗な先を見つめた。
『修二…』
橘怜子はそんな修二を見つめて呟いた。
そんな会話を交わしている最中、小さい丸い球が洞穴の中に投げ込まれた。
『何か投げて来やがった!!』
亮は小さい丸い球にふれようとした。
『離れろ!!』
四季神時也が亮に向かって叫んだ。
その言葉を受けた亮はとっさに後退りした。
すると、小さい丸い球は勢いよく白い煙りを発した。