アライブ


『この先…この洞穴の先がどこに続いているのか…もしかしたら行き止まりかも知れない…けど、行けるところまで行く』


修二は背負いこんだ公太の顔を一度見たあと、洞穴の真っ暗な先を見つめた。


『修二…』


橘怜子はそんな修二を見つめて呟いた。


そんな会話を交わしている最中、小さい丸い球が洞穴の中に投げ込まれた。


『何か投げて来やがった!!』


亮は小さい丸い球にふれようとした。


『離れろ!!』


四季神時也が亮に向かって叫んだ。


その言葉を受けた亮はとっさに後退りした。


すると、小さい丸い球は勢いよく白い煙りを発した。



< 131 / 470 >

この作品をシェア

pagetop