アライブ
『なんだこのメロディーは…』
修二は戸惑いを浮かべた。
『もっと奥へ進もう…』
亮はゆっくりと足を進めた。
その亮の後を追うように修二たちも奥へと突き進んだ。
『僅かに光りが見える…』
修二が見つめる鍾乳洞の先には、僅かに光りが漏れていた。
光りが漏れる先を目指すとひらけた場所に出た。
『ここは…』
修二たちは光りの漏れる場所にたどり着き足を止めた。
修二たちがたどり着いたその場所は、煙突のように高い洞窟の天井の先がポッカリと口を開けていて、そこから優しい太陽の光りがそっとが入り込んでいたのだった。