アライブ
『あの〜…君が俺を助けてくれた…』
修二がそう言いかけると、茶髪の髪の長い女性は修二に拳銃を向けた。
『えっ…』
修二はサッとまた両手を挙げた。
『確かにあたしがあなたを助けた…。波打ち際にいたあなたを見つけて、あたしが助けた。バカだよね…最後に生き残った者が“自由”を手に出来るのに…敵をわざわざ助けるなんて…どうかしてるわ』
茶髪の髪の長い女性はそう言いながらやり切れない感じだった。
『た、確かにこの島のルールはそうなんだろうけど…俺は助けてもらえて凄く感謝してる、ありがとう』
修二を両手をあげながら頭をそっと下げた。