アライブ


『ソイツにうかつに触れたらアカン』


四季神時也は上山翔に忠告した。


『どういうことだ?』


上山翔は疑問を浮かべた。


『ソイツは生物化学兵器である…EDEN-VAIODEADのウイルスに侵されてとるんや。空気感染はせーへんけど、ソイツの吐いた血に触れてしまうと間接的に感染してしまう恐れがあるからな。まさか150年前のウイルスがまだ生きとったとわな…驚きやわ』


四季神時也がそう告げると、全員が言葉を失った。


『EDEN-VAIODEAD…?』


杏菜は意味がわからなかった。


『ま、まさか…まさか…あの鍾乳洞で…』


修二はア然としていた。




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