アライブ


修二たちは森の中へと入った。


『誠也さーん!!』


修二は大声で叫んだ。


『一体どこにいったのかな…』


橘玲子は心配そうに辺りを見回した。


『誠也さん…』


修二の胸に心配が押し寄せていた。


『修二!!これ!!』


橘玲子はふと木の幹に付着した手型のような血の跡を見つけた。


『きっと誠也さんの血だ…行こう!!』


修二と橘玲子は所々の木に付着している血の跡を追いかけた。


『はぁ、はぁ…血の跡が無くなった…』


修二たちが追いかけていた血の目印が途絶えてしまった。


『そんな…』


橘玲子は残念そうな表情を浮かべた。



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