アライブ
『うん?』
修二はふと近くの木の裂け目に目をやった。
すると、その木の裂け目で一瞬何かが光ったようだった。
『なんだ?』
修二はその木に歩みより、裂け目の中に手を恐る恐る入れた。
『なにかある…』
修二は裂け目の中にあるものを掴み、ゆっくりと取り出した。
『これは…』
取り出したものに目をやると、修二は驚いた。
『き、機関銃?』
修二が握りしめているのは、紛れも無く黒く光る機関銃だった。
『何でこんな木の裂け目に…。まさか、ホントに殺し合うために至る所に武器を…』
修二は怖くなりだして、手が震えていた。