アライブ
〆儚き命
ピチャ…
ピチャ…
ピチャ…
薄暗い部屋の天井から水滴が落ちる音が鳴り響いた。
薄暗い部屋の中には、木で作られた棚や、蓋の開いた木箱のようなものがいくつか存在していた。
『雨漏れか…』
修二は薄暗い部屋の天井を見つめた。
『んっ…ここは…』
木箱にもたれて眠っていた相沢誠也が目を覚ました。
『良かった…目が覚めて…』
修二は目を覚ました相沢誠也にひと安心した。
『ここは一体…』
相沢誠也は修二に尋ねた。
『ここは多分、この島内に存在する食料庫だと思う…』
修二は考えながら答えた。