アライブ
『くっ!!』
修二は木の棚から落ちて割れているガラス瓶のカケラを手に取った。
修二は手に取ったガラス瓶のカケラをじーっと見つめた。
そして修二はそのガラス瓶のカケラを握りしめ、自らの左手首にそっと当てた。
その修二のガラス瓶を握る手は震えていた。
修二は歯を食いしばり、目を閉じた。
徐々に修二の手の震えは大きくなっていった。
『くっ!!』
修二は怖くなってガラス瓶を壁に投げ付けた。
『はぁ…はぁ…』
ガラス瓶を握りしめていた修二の右手は、血で真っ赤に染まっていた。
修二はその赤く染まった手の平を見つめた。