アライブ
修二は写真を見つめた。
“お前には生きてもらいたい、こんなとこで死んで欲しくない”
修二の脳裏に亮が言った言葉が浮かんだ。
『亮さん…』
修二は写真を見つめながら呟いた。
『俺は…』
修二は写真をポケットにしまい、両手で頭を抱えた。
“修二…俺の分も生きてくれ、俺の思いお前に託すから…俺の分も生きてくれ”
修二の脳裏に相沢誠也の言葉が浮かび上がった。
『誠也さん…』
修二は両手で頭を抱えながら呟いた。
“やっぱり英雄と呼ばれる人間には、短命が付きものなのかな”
修二の脳裏に公太の言葉ば浮かび上がった。