アライブ
『やっぱり…俺には人の命を絶つことは出来ない。例えそれが、自分が生きるためだとしても…。俺は人の命を絶つ悪魔としてではなく、ただ…人として生きたいから…』
修二は強く拳を握り締めながら告げた。
『変なやつだ…この島でお前みたいなやつ、初めて会ったよ…』
無精髭を生やした男はそう言って笑いかけた。
ダン!
ダダン!!
『銃声!?』
修二は突然聞こえた銃声に反応した。
『さっさと逃げた方が良いぞ…さっきのお前の機関銃の乱射で、銃声を聞き付けた殺したがりの連中が寄ってきてるんだ』
無精髭を生やした男は修二に忠告した。