アライブ
ドドーン!!
地面に投げ付けられた爆弾は大きな音を立てた。
司令室一体にすさまじい爆風と煙りが巻き起こった。
そして数分後、爆風はおさまり煙りは晴れた。
司令室の黒い椅子の下に身を隠していた橘玲子が立ち上がり、司令室一体を見回した。
司令室内には橘玲子と黒ずくめ3人の姿しかなかった。
『くっ…爆風と煙りだけの細工した爆弾だったか…。逃がしてたまるもんですか。あの怪我よ…まだ時也は近くにいるハズ…追いかけて!!』
橘玲子は黒ずくめたちに命令した。
黒ずくめたちは拳銃を手に握りしめ、走って司令室を出て行った。