アライブ
『負けたわ…』
四季神時也はそう言って、隣の修二の肩を血だらけの手でポンと叩いた。
『えっ?』
四季神時也の言葉に修二は少し戸惑った表情を見せた。
『負けたいうてんねん。FEEDやなくて、政府でもなくて…お前にな、修二』
四季神時也はそう言って笑った。
『時也さん…』
修二は四季神時也を見つめながら呟いた。
『希来夢の夢は希来夢によって止められた…結局、夢は夢のままやから…やっぱ夢やったんやな。やっぱ修二は希来夢のリーダー失格やわ』
四季神時也が笑顔でそう告げると、修二も笑った。
『やけどお前…こんなことしたら修二までここから出られんくなったやんか。俺はこの通り、もう死に間際やからええけど…修二には生き地獄やないか?』
四季神時也は心配そうに修二に尋ねた。