アライブ
『いえ…俺ももう長くはありませんからっ!!』
修二はそう言って、喉に手を当てながら笑顔を見せた。
『なんや?まさか…お前…』
四季神時也は喉に手を当てる修二の姿にピンときた。
その四季神時也の言葉に修二は笑顔で頷いてみせた。
『“死”が怖くないんか?』
笑顔で頷いた修二に四季神時也は尋ねた。
『そりゃ、最初は生きたいと思えば思うほど、死がすごく怖くなった。手の震えが止まらなくて…すごく怖くて。きっと、死んでもいいと思えば死なんて怖くないだろうし…震えることもないだろう。だけど俺は…それでも生きたいと願う。怖くても、震えが止まらなくても…俺に“生きる”ことを託してくれた仲間のために、俺は最後まで願う…“生きたいと”。その“生きたい”思いが希望に変わり、希望が勇気に変わるから…もう今は怖くなんてない!!』
修二は自分の右手を心臓に当て、強く叫んだ。