アライブ


『そうですか…わかりました』


橘玲子は不服そうな表情で答えた。


『どうした?何だか不服そうだが…』


秋本総理は橘玲子の表情を見逃さなかった。


『いえ…』


橘玲子は一言呟いた。


『そうか。よし、玲子…無事に任務を遂行したお前に褒美をとらせよう?何が良い?FEEDの世界本部への推薦か…あるいは…』


秋本総理は考え込みながら告げた。


『あたしをFEEDから外してください!!』


橘玲子のその願いに秋本総理は驚いた。


『なんと…何を言い出すかと思えば…。総司令官である玲子を外せるわけがなかろう』


秋本総理は橘玲子の願いを断った。



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