アライブ
そして修二はお酒を自らの口に含み、霧状にして無精髭を生やした男の傷口に吹きかけた。
『いっ…!!』
無精髭を生やした男はお酒が傷口に染みて顔をしかめた。
『アルコール度数の強いこのお酒で消毒したから…次は銃弾を取り出します。頑張ってください』
修二はそう言って、ゆっくりと慎重に小さなナイフを無精髭を生やした男の傷口に入れた。
『うぅ!!』
無精髭を生やした男は悲痛な声を上げ、意識が飛びそうだった。
『もう少し…』
修二は慎重に優しく丁寧に、無精髭を生やした男の傷口から銃弾を小さなナイフでかき上げた。