アライブ
『さよなら♪』
青年は歩道橋から見下ろす警察官たちに笑顔で手を振った。
『くっ…追え!!ただちに追うんだ!!』
歩道橋の上から警察官は叫んだ。
青年たちを乗せた廃品回収のトラックは道路を突き進み、警察官たちから離れて行った。
やがて二人は信号で止まった廃品回収のトラックから飛び降り、近くの駅へとやってきた。
『切符♪切符♪』
青年は券売機にお金を入れ、2枚分の切符を買った。
『はい、コレ』
青年は切符の1枚を女子高生に渡した。
『早く、行くぞ!!』
青年は女子高生の手を引っ張り、改札を通り抜けた。