アライブ
〆月夜の下で…
太陽が沈む頃、疲れきって眠ってしまっていた修二はふと目を覚ました。
『銃弾を取り出すのに神経を使いすぎて…疲れて寝ちゃったんだな…』
そう言って、修二は身体を起こし目を擦った。
そして、静かに眠る無精髭を生やした男にそっと目をやった。
『静かに眠ってるな…』
修二は無精髭を生やした男が握りしめていた家族の写真を、眠る無精髭を生やした男の顔の側に置いた。
それはまるで家族3人が側で眠るようだった。
『必ず生きて帰りましょう』
修二は無精髭を生やした男の寝顔を見ながら、深く頷いた。
そして修二は太陽が沈み始めた外へと出た。