アライブ
『開いた…』
青年は雑居ビルの7階の部屋へと、女子高生と共に侵入した。
部屋は空き家で、ただ窓から月明かりが差し込むだけの薄暗い部屋だった。
青年はドアを閉め、カギをかけた。
青年たちを追ってきた警察官が、カギのかけられたドアノブを回した。
『くっ…カギをかけられた。ここを開けろ!!大人しく出てこい!!』
警察官はカギのかかったドアノブをガチャガチャと回しながら忠告した。
『大人しく出てこい!!こんなことしたって無駄だぞ』
もう一人の警察官はドアを叩きながら忠告した。
『このビルの管理会社に連絡して、すぐにカギを持ってこさせろ!!』
ドアを叩いていた警察官が、ドアノブを回していた警察官に命令した。