アライブ
『どうか…したんですか?』
橘玲子は、疑問を口にした無精髭を生やした警察官に尋ねた。
『今、本署から連絡が来て…銀行強盗犯の居場所がわかったらしい。しかし、それは置いといて理解しがたい事があるんだ…』
無精髭を生やした男がそう告げると、橘玲子は首を傾げた。
『夕方過ぎに、銀行強盗犯が持って逃げていたハズの現金2000万円が入った黒い鞄が…今強盗犯がいるエリア内の交番の前で見つかったと言う連絡が先程本署に届いたらしい』
無精髭を生やした警察官は疑問の内容を橘玲子に説明した。
『えー、本当ですか?』
橘玲子は驚いた表情を見せた。