アライブ
〆生きる覚悟
死滅島の東海岸付近−。
『はぁ、はぁ…』
茶髪の長い髪を靡かせながら、橘玲子は砂の上を必死に走っていた。
『きゃ…』
橘玲子は砂に足をとられ、こけてしまった。
『待ちやがれ!!』
そんな橘玲子を追いかけるように、3人の中年男が駆け寄ってきた。
『来るな!!』
橘玲子は拳銃を乱射した。
銃弾は一人の中年男の左腕と右頬をかすめ、そして残りは砂浜に突き刺さった。
『危ないじゃないか…』
中年男はにやけた表情を見せながら、橘玲子に近づいた。
『くっ!!』
橘玲子は拳銃の引き金を引いた。