アライブ
『来るな!!』
橘玲子は足で砂浜の砂を蹴り、前にいる中年男にかけた。
『いいね…むふふ、おじさんたちで手なづけてあげるよ』
中年男はヨダレを垂らしながら橘玲子に襲い掛かろうとした。
『やめて!!』
橘玲子は力いっぱいに叫んだ。
『叫んだって、助けを呼んだって無駄だよ。みんなこの島で自分の事で精一杯なんだから。自分だけが“生きる”ために必死になって、君になんて構っていられないよ』
そう言いながら、橘玲子の横にいる中年男が橘玲子の口を手で押さえた。
『んー!!』
中年男の手で口を押さえられながら橘玲子は叫んだ。
『たまらないね』
橘玲子の前に立つ中年男は橘玲子の服を剥ぎちぎろうとした。