アライブ


その瞬間、銃声が鳴り響いた。


ズキューン!!


『がはっ…』


橘玲子の服を剥ぎちぎろうとした中年男が、口から血を吐き倒れた。


その光景を目にした橘玲子は、驚き大きく目を見開いた。


『なんだお前?』


橘玲子の口を手で押さえる中年男が言葉をぶつけた。


その言葉をぶつけた先には、拳銃を握りしめた少年がいた。


『このガキゃ、お楽しみを邪魔する気か?』


橘玲子の手を掴んでいる中年男が少年を睨みつけた。


少年は拳銃を構え、2連射で銃弾を放った。


ズキューン!!ズキューン!!


銃弾は二人の中年男それぞれの胸と頭をを貫いた。


二人の中年男は砂浜に倒れ動かなくなった。



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