アライブ
『つまり体温が無くなったこと…死んだことがこの指輪を通して奴らにわかるってことか…』
相沢誠也は納得した表情を見せた。
『それにこの島は周りからは離れた離島…この指輪やカメラの電波が届く距離に奴らはいる…』
上山翔はそう言いながら、相沢誠也を見た。
『まさか…奴らの管理施設はこの島内に?』
相沢誠也がそう言うと、上山翔は深く頷いた。
『俺達がたったひとつの“自由”を求めて殺しあってる最中、奴らはモニターか何かでその姿を見て楽しんでるんだろうな…気に食わないな』
上山翔はそう言いながら拳を握りしめた。