アライブ


『うん?ちょっと、地面を見た時に微妙にボコボコと山が出来てたから、何となく何か埋められてるなぁーって…そしたらやっぱり地雷が…アハハハハ』


深く帽子を被った男はそう言いながら、笑っていた。


『でも、そんなのに気づくなんて…凄い』


修二は感心した。


『まあ…地雷マニアやからな』


深く帽子を被った男は冗談めかした。


『地雷が仕掛けられてるってことは…あの建物は武器庫か食料庫の可能性が高い。そして、誰かに支配されている可能性もかなり高い』


そう告げる亮の額から汗が流れた。


『支配されてるから諦めるんか?』


深く帽子を被った男は亮に尋ねた。



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