アライブ
『そやなぁ…あの建物に出入りしている人間がいるちゅーことは、その人間は地雷の埋めてある場所を知ってるって事やから…その人間を捕まえてルートを聞き出すしかないわな』
四季神時也がそう言うと、修二と亮は納得した。
『じゃあ、あの建物に近づく人間が現れるのを待つのみか…ここで…』
修二はそう言って、近くの切り株に腰を下ろした。
『そや、それしかないわ』
そう言って、四季神時也は木の幹にもたれた。
『待つしかないか…』
亮はそう言いながら、脇腹をそっと手で押さえた。
『なんや?なんや自分ケガしてんのか?』
四季神時也は脇腹を押さえる亮を見て告げた。