執事_HOLIC!
うちの執事って給料いいのかな…
だから麗はこんなに献身的なのかも!
…なんてどうでもいい考えを無理矢理結びつけて居ると、後ろからあたしのノートを覗き込む麗が居た。
「れっれい!?」
「あぁ…すみません。お嬢様があまりにもぼーっとしてらしたので、難しい課題をなさってるのかと…」
びっくりしたぁ…
「お手伝いする事はございますか?」
「ううん、大丈夫っ!復習みたいなもんだし…」
麗のことが気になってました、なんて間違っても言えない。
麗への答えを失ったあたしは、無理矢理目の前の課題に意識を集中させた。