幼なじみ
どんな言葉を返信していいのか分からずに。
そのメールを受け取ってから、三日経ったある日のことだった。
連絡は突然、やって来た。

リビングのソファでくつろいでいたあたしに。
電話に出ていたお母さんが、蒼白気味の顔で近づいて来た。

(なにかあったの?)

そう聞く前に、お母さんは。
「落ちついて聞いてね。あなたも出席しないといけないんだから。隣に住んでいたハヤトくん。覚えているでしょう?あのハヤトくんが、死んだの。」
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