秘密の彼氏
1章~しぁわせ~
1節~初めてのデート~
やっば・・・
もう、慎ちゃん、迎えに来てるよね?!
「ごっめーん!!!」
「おっせー!まぁどーせ遅れると思ってたけどな」
「うるせー 笑 だって、昨日あんまり寝られなかったんだもん」
これは本当
だって慎ちゃんとの初めてのデートなんだもん
何を着ていこうかとか、化粧はどうしようかとか・・・
下着の色まで考え抜いて・・・
いっぱい悩んでるうちに時間は過ぎていき・・・
今に至る
「ふーん。」
・・・反応、薄っっ
彼女が自分のせいで眠れなかったというのに
「ふーんじゃないでしょ?!大丈夫か?とか、優しい言葉は無いわけ?!」
「あるわけねーだろ、自業自得!ごちゃごちゃ言ってないで、車に乗れよ」
「はいはい」
さりげなく助手席の扉を開けてくれる慎ちゃん
こういうところが好きなんだ
大人っていうのかな?
口は悪いけど 笑
いつでも一歩前でいて、気遣ってくれる感じ
___バタン___
慎ちゃんが車に乗り、エンジンをかける
車内には・・・
あっちゃんの声が響き渡る
※あっちゃん=EXILEのATSUSHIさん
2人ともEXILEが大好きなんだよね
そもそも、初めて会った時に話が弾んだのはEXILEのお陰
2人で車内カラオケをしながらEXILEの話で盛り上がる
「14人になっても、やっぱりかっこいいよね」
「ほんとなー。俺も入りたいなぁ」
「はいはい。無理だから」
「あっ?!何が無理なんだよ?!俺がかっこよくないとでもいいたいのか?」