PURE~君想う空~
「付き合ってみな?嫌いじゃないんでしょ?高田先生の事」

「嫌いじゃない。
一緒にいるとね?
楽しいし、安らぐの……。でも、直樹君みたいな恋愛は出来ない。好きって気持ちに中々なれないよ。」


コーヒーを一口飲んだ里沙ちゃんが、深い溜息をついた。


「亜紀ぃ…、恋愛は毎回毎回違うんだよ?ドキドキする恋愛も有れば、穏やかな恋愛も有る。
ジェットコースターみたいな恋愛も有るよ?
好きな人が変われば恋愛の仕方も変わる。頭で恋愛は出来ないよ?
穏やかな恋愛に飛び込んでみなよ。
先生とだったら、絶対幸せになれると思う。
直樹も、あの世で喜んでくれるよ。」


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