PURE~君想う空~
「んじゃあ、仕事終わったら玄関先で待ってて?送るから」

「はぁい。」


「高田先生、送り狼にならないで下さいね?」


真向かいに座る元田さんが、高田先生をニヤリとして見た。

「なりませんよ。
お兄ちゃんですからね、俺は。なぁ?」



ドキッ…。




いつもみたく、優しく私に話しかけてるのに、お兄ちゃんと言われると、海辺で告白された事が、頭を過ぎる……。



< 46 / 91 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop