王子に姫の恋情を…
…油断していた
ベッドに倒されたと言う時点で気づかなくてはいけなかった
ここはホテルだ
しかも普通のホテルではなく…その、なんだ…いかがわしいことをするホテルだ
そこで昔遊びまくってた彼方がすることといえば1つしかない…
「ちょっ…うぅんっ!」
私の唇は彼方によってふさがれ
喋っていた途中のため半開きになってた口から
何か生暖かいものが入ってくる…
彼方のアホー!
く、く、口の中なんてものすごく恥ずかしいじゃないか~!!
しかもいつもより長いし…
助けて~!!
死ぬ~!!
私は渾身の力を込めて
彼方のわき腹をひざで蹴り上げた
ガチッ
その拍子に
彼方の歯が私の歯と唇にあたって唇が切れて
『「痛った~!」』
私達の声は
見事にハモった