王子に姫の恋情を…


『『ええー!?』』



双子が口をそろえて講義する




『彼方兄ちゃん!』



『もしかして私達のこと…』



『『忘れちゃったのぉ~!?』』






…なぜそこまで声がぴったり揃うんだ



実は台本があったりして




『は?……もしかしてお前らっ『『はいはいそこまで~!』』




双子は何か言いかけた彼方の口を塞いで耳元で何か言っていた








…なんか


何かあの双子気に入らないっ!





やけに仲のいい3人に

ちょっとイラッとした








そんな事を考えていたら


…彼方は双子の首根っこを掴んで連れ出していった









…しばらくして戻ってきた彼方は
ものすごく疲れたような表情をしていた




その横では
双子ちゃんがニコニコ笑っていた






< 33 / 109 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop