王子に姫の恋情を…
『『ええー!?』』
双子が口をそろえて講義する
『彼方兄ちゃん!』
『もしかして私達のこと…』
『『忘れちゃったのぉ~!?』』
…なぜそこまで声がぴったり揃うんだ
実は台本があったりして
『は?……もしかしてお前らっ『『はいはいそこまで~!』』
双子は何か言いかけた彼方の口を塞いで耳元で何か言っていた
…なんか
何かあの双子気に入らないっ!
やけに仲のいい3人に
ちょっとイラッとした
そんな事を考えていたら
…彼方は双子の首根っこを掴んで連れ出していった
…しばらくして戻ってきた彼方は
ものすごく疲れたような表情をしていた
その横では
双子ちゃんがニコニコ笑っていた