王子に姫の恋情を…
『えーと、俺は桜小学校6年東堂彩雅(サイガ)』
『俺も同じで桜小学校6年東堂清雅(セイガ)』
…さっきから気になってたけど
『俺』って…
しかも何で名前がさっきと違うの!?
ていうか
「小学生!?」
『『『驚くのそこかよ…』』』
なーんか綺麗にハモっちゃって額に手を当てて呆れられてる
…ものすごく不愉快!
「いやだって…私と1つくらいしか違わないと思った」
最近の小学生ってこんなに大人っぽいの!?
いやーすごいわぁ…
『ねえ、あんた分かってる?』
『俺等男、お・と・こ!』
そんな強調されなくても男の子だってことくらい……
…
「男ぉ!?」
『『『…はぁ』』』
またしても同時にため息をつかれた