王子に姫の恋情を…
さーてと…
『え?…キャッ!』
邪魔者も消えたし
こっちはこっちで楽しむか
保健の先生まだ帰ってこないと思うし
俺は由香里をヒョイッと持ち上げてベッドまで運んだ
勿論突然の事に意味が分からなくてジタバタ暴れている由香里
『きょっ、今日彩雅君も清雅君も学校なのになんで来てたの?』
「あいつ等小学生だからまだ夏休みなんだよ」
『あの制服どうしたんだろうねー?』
「さあ?知らね」
『今日暑いよね~…』
「へーえ」
くくっ
思いっきり話題そらそうとしてるの丸分かりだし
目ぇ泳いでるし
…たぶんもうそろそろ聞くことがなくなったんだな
ボスッと保健室のベッドに座らせる
「なあ、もう1回してくんね?」
絶対
絶対こう言えば由香里は真っ赤になるんだよな
ちょっと疲れたし
由香里の反応で楽しませてよ