一匹狼少年~ペットな彼~
店長の杉田さんは優しいのに…
ほんと、副店長とは大違い!
とそこでやっと目的地のバイトまでたどり着いた。
「おはようございまーす。」
アタシはいつも入っている裏方のドアを開けながら挨拶した。
「あら、おはよ。あと一分遅れてたら叱るところだったわ。じゃあ、今日もよろしくね」
副店長はアタシに目をやると、さっさと自分の作業に移ってくれた。
ふぅ…ギリギリセーフ。
なんとか怒られずに済んだ。
「あ、璃子ちゃんおはよう。今日、危なかったね」
そう声をかけてきたのは店長の杉田さん。