一匹狼少年~ペットな彼~
「はい‥なんとかギリギリセーフで間に合いました。常盤のおかげですね‥」
アタシが答えと疑問が返ってきた。
「常盤…?もしかして、璃子ちゃんの彼氏?」
冗談召した言い方をしてアタシに言い寄ってくる。
あ!しまった。
うっかり口が滑って喋っちゃった!
「いえ、そんなんじゃなくて…拾ったっていうか、家の前にいたっていうか…」
「そんな~動物みたいな言い方して~、彼氏と朝までいちゃついていたんじゃない?」
うん、確かに常盤とは朝まで一緒にね…
や、何思い出してんのよ!
「ち、違います!杉田さん何言ってるんですか!!」
杉田さんはアタシの反応を見て面白がってる。
「あはは、冗談。冗談。ちょっと、からかってみただけ♪」
そう言ってイタズラっぽく笑った。